習慣【オクゴエの習慣力】
※動画中、音声が乱れる箇所があります。
記憶のマネジメントとはなにか??
マネジメントとは経営単語で
自分の管理する組織を最大限に引き出し、
組織の目標を達成するという意味合いがあります。
習慣とは、
意識的な問題ではなく、
記憶をマネジメントしていくことで
習慣の成果を上げていくことができる
こう考えられているのが
記憶のマネジメントです。
習慣化とは意識的な問題ではないのでしょうか??
習慣は意識的な問題ではなかった・・!
せっかく行動を起こしても続けられないのは
性格の問題でも、意識的な問題でもなく、
実は「記憶」の問題だったのです。
習慣は「記憶」の問題なのですか!?
何かにチャレンジしようとしたとき、
チャレンジしようとすることよりも、
「できない」とか、「やりたくない」という結論がでてしまうのは
「誰かが失敗していたと言っていた」とか、
「似たような失敗を過去にしたことがある」とか、
自分の過去の記憶を参照にして導き出しています。
よって、
習慣とは意識的な問題ではなく、
「記憶」に問題であることがわかったのです。
習慣は記憶が作り上げている
習慣は記憶が決めているのでしょうか・・??
「これはやりたくない」という決断も
これならチャレンジしてみたい」という決断も、
僕らの意識ではなく、
記憶が判断基準になっています。
記憶は意識的な問題ではない・・??
記憶というものは、
僕らの意思で変えられるものか?というと
記憶を意思で変えるのことには限界があります。
それは、
記憶というものは、意識的な問題ではなく
無意識に眠っているものだからです。
つまり、
習慣を変えるとは、
意識的な問題を解決するのではなく、
記憶自体(つまり無意識を変えてしまう)にフォーカスしていきます。
記憶は「無意識」に蓄積されている・・??
記憶の貯蔵庫は無意識??
僕らの記憶とは、僕らの意識とは関係なく、
勝手に思い出されて勝手に再生されています。
僕らがいま読み上げているこの文章も、
僕らの記憶が勝手に思い出して再生してくれています。
このように
僕らの脳みそは、
僕らが意識をせずとも
動かせるようにプログラムされていることが
たくさんあって、
勝手に働く無意識のことを
「潜在意識」と呼んでいます。
記憶は潜在意識に蓄積されているのか・・!!
心臓を動かしたり、呼吸をしたり、
怪我を修復したり、風を治したり、、
そういった生命維持さえも
「無意識」によって行われている活動です。
そして、「記憶」とは、
この生命維持と同じように、
無意識、つまり潜在意識に刻み込まれていて、
意識をせずとも知らず知らずに再生されているので、
僕らの意思決定や、行動に大きく影響を与えていたのです。
潜在意識に刻み込まれた「記憶」が原因だった!
習慣出来ないは記憶が原因。
思い刺そうとしなくても
勝手に思い出してしまう記憶は
情報や知識だけでなく、
味わった気持ちや感情さえも支配しています。
過去の記憶さえ「変える」ことができたら
好きや嫌いという感情や、意思決定、
習慣化さえ身につけることができます。
・・過去の記憶は変えられるのでしょうか??
過去の記憶を変える鍵は
僕らの脳みその不完全さにありました。
そう。
僕らの持つ記憶とは、
ボイスレコーダーのように万能ではありません。
記憶とはとても曖昧なもので、
思い出すたびに再構築され、変化します。
なので、
録画を再生するように全く同じ内容を再現しているのではなく、
思い出すたびに記憶は新たな記憶を作り出しているので、
記憶は「書き換える」というよりも、
常に「書き換わっている」と言えます。
記憶は万能ではない!!
記憶は万能でなく、不完全なんですね!
脳の神経回路は
タンスのような箱に収納されていて、その箱から取り出しているイメージですが、
実際には網目状に形成されていて膨大な分岐点が存在しています。
なので、進む神経回路が変われば
思い出される記憶も変わり、
解釈もストーリーも変わってしまうという性質があります。
それは興奮や緊張など、様々な状況下によっても
周辺の神経回路は変化して
関連する別の記憶が混じってしまったり、
呼び起こされたりするので、
記憶はとても曖昧な性質を持っているといえるのです。
曖昧だからこそ記憶を変えることができる
1つの良かったことが思い出されると、
関連する良かったことが思い出されるので、
起こったことや、見たり聞いたりしたことも、
前後のストーリーやl解釈を変えてしまえば
そのことに対する捉え方を変えることが出来ます。
この方法を
「リフレーミング」と呼んでいます。
記憶を再構築する方法「リフレーミング」
自分が失敗だったなって思うことでも
他人から見たら成功だったようことは
往々にしてあります。
自分には「できない」だったことも
他人からみたら「それはできている」というんだ
と解釈を変えることが出来ます。
このように自分の捉え方を変えてしまうことを
リフレーミングとよんでいて、
記憶のマネジメントの核になる考え方です。
解釈の変え方とは!?
リフレーミングは過去の自分で考えずに、
未来の自分で考えることが重要です。
僕の場合。
偏差値が30弱しかなかったし、数学がとても苦手でした。
数学がとても苦手なので、とても嫌いでした。
しかし、オトナになったある日。
面白い微分積分という本を
ふと手にとって読み進めました。
そうすると、
昔はあんなに興味のわかなかった数学が
とても楽しく頭に入るのです。
この本では微分積分を大仏を図るのを用いたり、
ラーメンの器の大きさを図るのに使われていたり、
数学ってこうやって使われているんだなって
改めて学ぶことができてどんどんのめり込んでいきました。
過去の自分でなくて出来ている自分で考えるんですね!
この本が読めたのも、
経営者になり、数字が昔よりはわかるようになったので、
興味本位で手にとって読み進めたのが始まりでした。
「出来ている自分」で考えたから読めたのですね。
脳は失敗体験があると、
出来ていなくてあたりまえにしてしまいます。
本当は少し頑張れば出来するのに
僕らの脳みそは「できない」にしてしまうのです。
それは僕らの脳みそはできるだけ働きたくないからです。
全ての感覚をフル活動していたら
脳はオーバーヒートしてしまうので、
無意識はちょっと面倒くさいなって思うことは
出来ないにしてしまいます。
そうやって脳は無駄なチャレンジを避けさせて
脳に負担がかからないようにしていました。
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習慣化ができないのは自分のせいではない
習慣化に待ったをかけていたのは、
このように
これまで蓄えてきた「記憶」が
脳に負担をかけまいと
チャレンジを避けた結果、
出来ない理由を探し出して
習慣化を拒んでいました。
リフレーミングを使って習慣を身に着けよう
習慣化は僕らの「性格」の問題でも、
「意思の強さ」の問題でもなく、
「記憶の性質」「脳の性質」に問題があるので、
リフレーミングを上手に使って
解釈を変えて、
記憶をマネジメントして習慣を身に着けていきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。